囲いこんじゃらめぇ

囲いこんじゃらめぇ~なんて書くとIQを疑われそうだが、そう叫びたい気分なのであります。

 

なぜか企業は顧客を自分だけのものにしたがる。囲い込みたがる。まるで極端に独占欲の強い恋人か結婚相手のように。

 

お客さんは自由な存在であり生き物です。自由意志が尊重され、自由な行動が許された存在です(ルール違反、契約違反は除く)。

 

囲い込まれようとして喜ぶお客さんは居ません。居ませんのに、なぜ、企業はもっとも大切なお客さんの嫌がることをしようとするのでしょうか。

 

囲い込まないことが囲い込みになるということになぜ気がつかないのでしょうか。

 

最初から囲い込まないことが、最終的には巡り巡って囲い込みになるということになぜ気がつかないのでしょうか。

 

なぜ功を急ぐのでしょうか。

 

なぜ「コミュニティ戦略」と言い出すと途端に「=囲い込み」という思考になるのでしょうか。

 

元横綱・双羽黒のような懐の深さが企業の魅力であること、そこにお客さんが惹かれるということになぜ気がつかないのでしょうか。

 

ブランディングと囲い込みは反意語ですらあると思っています。

 

男女の中で例えるならば、束縛がきついと逃げ出したくなるのと同じで、囲い込みなんてされると逆に逃げ出しくなる、本来の魅力に気づきにくくなるのであります。

 

一度捕まえた魚を逃がすまい、ということだけに視野が偏るのは大変危険なことなのです。

 

大きな心を持ちましょう。大きな視点を持ちましょう。

 

常に大局的であろうとする姿勢が大切です。