「日本の商店街は素晴らしい。オープンモールじゃないか。」
昔、あるアメリカ人は日本にわざわざやってきて、日本の商店街を視察した。感動して帰国して、それを自国に輸入して、テナントリーシング(テナント仲介業務)とマーチャンダイジング(商品化計画とか品揃え計画)を加えて、しっかり実行した。そして成功した。
一方の日本。のちに日本型商店街がすたれ始めると、その良さを放り出し(多くは気づかずに)、逆にアメリカに視察に行った。他人の芝生は青く見えるもの。そしてスーパーリージョナル型の大型SC(※)方式を学んで帰ってきて、実行した。
※:SCとはショッピングセンターの略で、1つあるいは複数の核テナントと多数の専門店テナントから成る商業施設。核テナントにはGMSやSM、百貨店がなるのが通常だが、最近では複数の大型専門店が核になるSCも出ている。商業ゾーン以外に飲食、サービス、アミューズメントなど多面的な機能を備えるものが多い。
ちなみに
15万~30万人の広域商圏を想定したのが「RSC」(リージョナルショッピングセンター=広域型SC)
5万~7万人規模のものは「CSC」(コミュニティーショッピングセンター)
3万5000人規模なら「NSC」(ネバーフッドショッピングセンター=近隣型SC)
近年では、RSCよりも広域を対象にしたものとして「SRSC」(スーパーRSC)なんてタイプもあるようです。
ま、いずれにしても、アメリカみたいに土地も広大なわけでもなく、「三丁目の夕日」的なコミュニティを好む傾向にある日本人には商店街が一番。
人口動態的な問題はあるものの、商店街を復活させる方策はまだある。万策が尽きたわけではないはずだ。
知識ではなく、知恵を絞って日本の商店街たちよがんばれ!と言いたいのであります。
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