桃月庵白酒・春風亭百栄『爆笑噺対決～まっぴらごめんねぇ』＠座・高円寺

待ちに待った白酒・百栄二人会桃月庵白酒・春風亭百栄『爆笑噺対決～まっぴらごめんねぇ』。

同じ夜に開催された「天どんくんと一之輔くん6＠中野」や「兼好独演会「人形町噺し問屋その39＠日本橋社会教育会館」を押しのけて、泣く泣く諦めての白酒・百栄二人会。おまけに座席が何と最前列中央というくらくらするような最高席。観る前からこっちの緊張は否応にも高まります。

林家　扇　：「ざる屋」
桃月庵白酒：「粗忽長屋」
春風亭百栄：「マザコン調べ」
－仲入り－
春風亭百栄：「四題噺」（「ジャム浜」と名付けた人、天才！）
桃月庵白酒：「天災」

百栄先生の「四題噺」は先日の百栄勉強会＠黒門亭で観たネタおろし（？）でのネタ。その時は演目名を知らず（決まってなかった？）俺のブログには「芝浜・改」と勝手に書いてありますが、どうやら正式名は「四題噺」らしい。

人間の内側に「静かに潜む狂気」を描かせたら百栄先生は天下一品なんじゃないだろうか。ご本人は古典ベースに、息抜きに新作とおっしゃっていたが。

4月20日の「よってたかって」の枕からの本題。俺、それも行くんだけど、また同じ噺を聞くことになるんだろうか。違うことを祈る。面白いんだけど3回は聞きたくないんだが、どうなることやら。

時にこの「四題噺」。ツイッターで早速「ジャム浜」と名付けてる人がいました。あなた、天才！です。だって、「四題噺」よりも「ジャム浜」って名のほうがピンと来るもの。でもそうすると、あれかな。談笑師の「シャブ浜」と似ちゃうから、あれなのかな。ともかく好きです、百栄先生。

さてトリの白酒さん。先の百栄先生の「四題噺」を「悪ふざけ」と一刀両断したのは小気味よい。毒舌家だけのことはあります。いやぁ、堪能堪能。「落語聴いたぜー」という満足感に満たされました。90％くらい。いやこれは相当の高得点ですよ高得点。だってごらんなさい。言葉が次から次へと溢れ出て来ちゃってもう。

20日の「よってたかって」とか、27日の「ザ・菊之丞」のゲスト出演で白酒さんを聞くことになるのも楽しみで楽しみで。ただ、独演会が取りづらいのが玉にきず。人気もんだからなぁ。扇辰・白酒の二人会＠湯島には…あ、いけない行けない。他の会を予約しちゃったんだった。残念。

7月13日（土）桃月庵白酒・三遊亭兼好二人会／14：00開演＠三鷹市芸術文化センター。これを狙うぜ！白酒・百栄二人会とはまた違った面白さが待っているはずだぜ。白酒・兼好二人会。

ちなみに、ツイッターで調べた演目

天どんくんと一之輔くん6＠なかの芸能小劇場／三遊亭天どん・春風亭一之輔各2席（新作落語を含む）

オープニングトーク
ふう丈：「ビニール傘」
天どん：「宮戸川（上）」
一之輔：「 クラブ交番」
－仲入り－
一之輔「錦の袈裟」
天どん「おせつ徳三郎（花見小僧）」

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兼好独演会「人形町噺し問屋その39」＠日本橋社会教育会館

笑ニ：「饅頭こわい」
兼好：「締め込み」
ナオユキ
兼好：「五人廻し」