春風亭百栄勉強会新シリーズ ももちゃれvol.1

春風亭百栄:「道具屋」
春風亭百栄:「露出さん」
-仲入り-
春風亭百栄:「意地比べ」


「道具屋」は師匠・ 春風亭栄枝にはじめて教わった噺だそう。勉強会が新しいシリーズ「ももちゃれ」になって1回目の会だから、かけたのだそうだ。道具屋の木刀の件、最高に可笑しかったす。こんな道具屋あったんだ!と。のりおだけに、ノリ突っ込み?と思ったのは俺だけでしょうね、ええ。俺だけでしょうとも。

古典ネタを頑張って覚えていきたい。ただ3年間36回毎回1本ずつ古典を覚えると36本になる。それはいくらなんでも無理なので18本くらいは…と百栄先生。

客たちの多くが(そっか、古典メインでやるんだ。新作はあんまり演らないんだぁ。ちぇ…)と思った瞬間、「新作もやりますけどね!」と言い始めて「露出さん」を。過去に比べて、いまひとつ元気がない露出さんだった気がしたが、古典のネタおろしで頭がいっぱいだったのかな。

銭湯での強情な人の枕からはじまったので「え?強情灸がネタおろし?」と思ったが、さすがに、そうではなかった。最後は「意地比べ」。珍しいネタ。初めて聴きました。ただ、ストーリーの起伏が小さかったのか、うとうとする客もちらりほらり。客のは反応など気にせず、覚えたいネタをがんしがしに下ろしてください。
「意地比べ」の前に、「痛々しいほど頑張るぞー!」と百栄先生。先生なりの古典を覚えるぞ!という気持ちの表れ、意思表示だったのでしょう。今後三年間のももちゃれシリーズ、大変楽しみです。できればコンプリートしたい。できれば36回中、30回は参席したいなぁ。