入船亭扇橋一門会

入船亭扇橋一門会

入船亭ゆう京:「寄合酒」
入船亭扇辰:「阿武松」
入船亭扇遊:「三枚起請」
-仲入り-
アサダ二世:「奇術」
入船亭扇治:「百川」


ゆう京さんは「寄合酒」。

扇辰師匠は「阿武松」。1年間のうち、4日に1日は本割。ということは比較的掛けやすい大ネタなのだな。松之丞さんの「谷風情け相撲」なども面白いけど、師匠の「阿武松」も風情があっていい。力強さとやさしさがびんびんと飛んでくる。

扇遊師匠。おちゃめな枕をたくさん振って、「三枚起請」へ。俺は「三千世界の烏を殺し、主(ぬし)と朝寝がしてみたい」を聴くと、どうしてもフランキーの映画「幕末太陽伝」の1シーンを思い出してしまう。扇遊・鯉昇・喜多八3師匠の落語睦会、ゼントルマンシリーズにも行って観たいなぁ。この会のチラシは可愛くて好きだ。

アサダ先生。最前列に居たので手伝わされてしまった。最前列に居たので、ある奇術のネタがわかってしまった。奇術よりも、扇橋師匠の思い出話のほうが興味深かったです。先生、いつまでもお元気で。

扇治師匠は「百川」。真面目で丁寧な落語。気真面目さがひしひしと伝わる正攻法な落語を久しぶりに聴いた気がする。3月26日(水)の「第50回桂文治・入船亭扇治二人会」にも行きたい!のだが、先約が。いつか独演会に行って観たくなりました。

この扇橋一門会、年に二回しているのだそうで。知らなかった。次も出席したい。扇辰師匠が出るのなら。