第6回 巣鴨の小辰
ご挨拶:入船亭小辰
入船亭辰のこ:「狸札」
入船亭小辰:「薬缶(やかん)」
入船亭小辰:「長屋の花見」
-仲入り-
入船亭小辰:「権助芝居(一分茶番)」
平日の昼間だというのに満席。巣鴨は実のおばあさんの地元で、そこで落語会を。ということでの「巣鴨の小辰」らしい。おばあちゃん孝行。小辰さんのように、東京都生まれで、しかも年配の人たちに好かれると支援基盤が強いよなぁ。孫を可愛がる感じで応援してるんだろうなぁ。とにかくシニア率高し。俺は年下ベスト5に入る若さ。しかし、扇辰一門の、この手のチラシデザイン。最高にいい。最高に好き。
開口一番は、小辰のさんの座りトーク。ご挨拶的な。だから、羽織を来てなかったのですね。辰のこさんの話、全体の流れについて。
初めて観る(噂だけは聴いていた)辰まき改め辰のこさん。芸名の変更については扇辰師匠に聴いていたが、姿を見るのも噺を聴くのも初めて。以前はもっと太っていたが、ヘルニアの影響で痩せて、今は筋トレしつつ高座復帰を目指しているらしい。5か月ぶりの高座でネタは「狸札」。俺も痩せて、腰への負担を減らさないと。あと、ウォーキングな。俺。
小辰さんはじめは「薬缶」。本寸法というか、フル寸法。うれしいなぁ、フル寸法。寄席ではまず無理だからね。
武田信玄の名前。
清和天皇より六代の後胤、源の頼義の三男にして、新羅三郎義光の嫡男、形部三郎義清より数えて十七代の後胤、武田左京太夫信虎の長男、甲斐源氏の棟梁たる武田大膳の太夫兼信濃の守、従五位の下、源の朝臣、春信入道法性院大僧正 徳永軒機山信玄大居士
調べた所、これがフルネーム?小辰さんが何処まで読んだかすら不明。しかも武田晴信が現代的な名前で、正式には源晴信だという。うーむ。
一方、上杉謙信の名前。
越前に至るは越後 越前 加賀 能登 越中 飛田 出羽 佐渡 八ヵ国の押領 主越後の国 春日山の主 上杉弾正の少粥兼従五位の下 不識院殿権大僧都法院謙信 真光修身 大阿砂利
これでフル?こちらも、小辰さんが何処まで読んだかすら不明。講談口調のシーケンスは…。照れがあった?もっと大仰にやればやるほど受けると思うのですが。
しかし、まだまだいるんだね。高座中に写真撮影する人。主催者の人も、次からは事前に注意してほしいです。
続いて「長屋の花見」。この噺を聴くと、決まって必ず、美味しい本物のお酒と美味しい卵焼き(甘い奴ね)とかまぼこが食べたくなるのです。長屋の連中がうれしくて胴上げするってクスグリは小辰さんで初めて聴きました。ここがやたらと可笑しかったです。にしても、またまた、いました。でました。高座中に写真撮影する人。同じ人?主催者の人は、次からは事前に注意してほしいものです。
仲入り後。最後は「権助芝居(一分茶番)」。小辰さん、さすがに冒頭にやんわり注意。撮影鈍感野郎(女性?)には伝わったのかな?
小辰さんがリラックスして、どの一人会よりも伸び伸び話している、楽しんでいる会であるように俺には思えました。次回5月27日(火)も参加したい会なんだけど、昼間はなかなか難しくてねぇ。
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