落語相対性理論~林家はな平勉強会Vol.13
林家はな平:「壺算」
林家はな平:「親子酒」
林家はな平:「明烏」
はな平さんの勉強会、第13回目。
「壺算」。俺の回転数の低い知能では、この噺。何度聴いても(なんでだ?なんで上手いこと買えたんだ?)と理解できずにサゲに至るというのが、いつものパターンだった。のだが、今夜は。
なんかわかった!
噺を聴きながら、(ははぁ~ん。これが手口か。詐欺の仕組みか)と思いました。終わった後に考えてわかったのではなく、聴きながらわかった!てのが俺的味噌ね。
「親子酒」。これは普通。もっと親子して、ぐでんぐでんになっても良い気がした。特に親父。なんか“楽しい酔っ払い”と言うより、なんだか酒乱ぽさを感じてしまいました。なんでだろう。陽気さが足りなかった?はな平さんの性格からして、大仰ではなく、さりげない感じに演(や)ると、あんな風になるんだろうか。
「明烏」。「初演の会」でネタ下ろしした時よりも、当たり前だけど、こなれてて、楽しんでやってる感じが気持ちよかった。演者の人が楽しく伸び伸びとやってると、観てて気持ちよい、楽しい、可笑しい。演者の緊張も、楽しさもすべて観客には伝染するものだから。
ところで、楽しかったことがもう一つ。
打ち上げで、カントリーズを応援(というより支援)している方と知り合いました。「マセキの若手で~」っておっしゃるので、「まさか、カントリーズじゃないですよね」と聞くと「カントリーズですよ」と。
うぉぉぉぉぉ!!!
こんな場所で、漫才の好みが合う人と一緒になるなんて。出会えるなんて。こんな偶然があるから、こんな偶然な出会いがあるから、やめられない。(何をだ!)
はな平さんと言い、カントリーズと言い、もっと売れていい。はな平さんの好きな言葉、先代・林家三平師匠の銘「笑わせる腕になるまで泣く修行」を借りれば、いまがその、泣く修行時期なのかも知れないけれど。
好きな人はどんどん応援します。周囲の評価よりも、自分自身の評価が最優先です。
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