先日、寝ても覚めてもキャラクターマン! 劇画原作者・小池一夫先生が出演したNHKの番組「探検バクモン」を観た。
以前からツイッターでフォローさせていただいており、その数々の名言的呟きをRTしまくるだけだったのだが、「探検バクモン」を観て、先生が「キャラクターマン」と呼ばれている真意を遅まきながら、ようやく把握した次第。
小池の脳内設計図には驚きの秘術が隠されていた!その極意は、“キャラクターを起(た)てろ!”
俺は漫画を描きたいわけではないが、(あ、これはビジネスにも言えることだ!マーケティングを企画する上でも参考になる!)と痛切に感じたのでした。
早速本を買った。3冊。
「キャラクターはこう創る!
(小池一夫の漫画学?スーパーキャラクターを創ろう)」
「人を惹きつける技術
-カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方-」
「小池一夫のキャラクター新論
ソーシャルメディアが動かすキャラクターの力」
まずは、3冊を読破し、小池流極意“キャラクターを起(た)てろ!”を、どう咀嚼し、活用するかだ。
ちなみに、小池先生のキャラ論を知ってから聞いた落語について。
面白い落語には、くっきりと描かれた個性的なキャラクターが登場する。新作落語においては、キャラクターが明確だと面白い噺になっているように思われる。個人的に創作落語を考えたことがある俺としては、まずストーリー!と思っていた。まず大事なのはキャラクターを創造すること、彼・彼女が自走しだすような明確な個性的なキャラクターを創造することなんだなぁ。
先日聴いた喜多八師匠の「居残り佐平次」なんて、小池キャラ論の最たるもの。高座の主人公である喜多八という強烈な個性(キャラ)と、物語の中の強烈な個性の主人公が見事なまでに一体となって昇華している。パワフルで可笑しくて勢いがある。観客をぐいぐい引き込む求心力は、この2つのキャラクターが織りなしていたのだ。
★マーケティングの視点★
通常、マーケティングでは一般的に「(戦略の)ストーリーを考えろ」と言われる。漫画においても、恐らく「ストーリーが大事なんだぞ」と言われてきて、それを覆したのが、小池流極意“キャラクターを起(た)てろ!”なのだろう。「キャラクターを起てる」と、勝手にストーリーが動き出すんだと言う。実際に手と頭を動かし、実践してみよう。とどのつまりはあれだ。「俺」というキャラクターもしっかりと…
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