「公民連携プロフェッショナルスクール」開設記念・公開シンポジウム

「公民連携プロフェッショナルスクール」開設記念・公開シンポジウム
真の公民連携が都市消滅を覆す!-外注しない公民連携力形成の時代-
http://tokyo-tuad.blogspot.jp/

出席してきました。たいへん有意義で、大いなる刺激を受けました。

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会の流れ
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①基調講演「真なる公民連携とは何か」
 清水義次さん(公民連携事業機構代表理事、アフタヌーンソサエティ代表取締役)

②スクールプログラムの目的と概要紹介
 木下斉さん(公民連携事業機構理事、エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)

③岡崎正信さん(公民連携事業機構理事、CRA合同会社代表社員)
 「オガール紫波」プロジェクトについて

最後に、竹内昌義さん(東北芸術工科大学教授、みかんぐみ共同主宰)が、=「公民連携」を知らない人の立場で3人に質問するパネルディスカッション。

以上、1時間45分。

3人の方が伝えたかったことは、ざっくりまとめると
・「公民連携」で日本の地域を良くしたい。
・もっと、その仲間・同志が欲しい。
・仲間を増やし、「公民連携事業機構」としての収入も得るために、eラーニングを始める。受講してほしい。そんなところかと。あくまでも、3行にまとめると、ですが。

昨日の模様は公開録画され、ライブ中継映像に。
「公民連携プロフェッショナルスクール」開設記念・公開シンポジウム
https://www.youtube.com/watch?v=pz4P7UvJ1TY

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感想
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かなり興奮しながら聴いていました。自分の考えの方向性・将来性の正しさを裏付けてくれたからです。あとは動き続けるだけだ。やるぞ、俺。

●人口減の衰退は「産業の衰退」。=産業創生が地域復興の鍵(絶対条件)

●「計画」だけ、「開発」だけ、「運営」だけ。ではなく、「計画⇒開発⇒運営」までを一貫して行うことの重要性。

●彼らは行政マンへの不満を多く抱えていました。現場に出ると必ず直面する体験・感情なんだろうと思います。その分、行政マンへ、どう手柄を立てさせて彼らを動かすかと言うノウハウも豊富なようでした。

●「アーツ千代田3331」と「オガール紫波」の成功事例が、彼らの説得力を支えています。証拠があるので強いです。「オガール紫波」では視察が絶えず、地価も上昇だとか。

●「稼げるインフラ」というド直球なコピーも、これまで苦労してきて(ここまで言わないと動かない)という気持ちから出た表現ではないかと感じました。100名予定が170名に膨らんだのも、その辺の刺激が聴いている気がしました。学生よりも社会人が圧倒的に多く、全国各地から出席者が集まったという事です。

●行政=議会。議会を通過するすべも必要。

●活動は3人からできる。行政側の仲間1人、民間の仲間1人。最終的に、チームにはファイナンスのプロが必須。民間主導の行政参加。民間が主導力、行政は伴走&オーサライズ

●ただし、活動は「個人の集まり」ではダメ。「組織」を作らないとダメ。組織化・会社化マスト。

●「PPPエージェント」(公民連携の推進薬。裏で活躍する舞台)になることが重要。

●その地域に土地を持っている人を捕まえると、話が速い。

●「二度と来るな!」と言われることはコンサルの勲章。行政に迎合してはだめ。率直な意見交換・議論が欠かせない。既存勢力に反対されるのは当然。逆に既存勢力に反対されたら(あぁ、この活動は間違ってなかったんだな)と思って良い。

●「指定管理」ではなく「民間自立」。PFIはダメ。PPPじゃないとダメ。

●手掛けてから成功までは5年はかかる。政治家が補助金をゲットしてきての一発逆転などありえない。

●「まちづくり」は「営業活動」。「稼ぐ」ことが重要。=行政における税収アップ

●できるか、できないか、ではない。やるか、やらないか、なのだ。

 

★マーケティングの視点★

特に、最後に挙げた一文が効いたなぁ。考えてばかりいないで、現場に出て、実際にやらないと、俺。