「相棒」における、右京さんと事件との遭遇方法

深夜バスに乗り、都内に着いたのは早朝。これから何度か利用することになるだろうな、深夜バス。昔乗った時よりは快適だ。あくまでも比較に過ぎないが。


マスクをして乗車していたのだが、乾燥か、その後の都内の風の冷たさか。風邪を引きかけているようなので、夜ご飯の「讃岐鶏のうどんすき」に1人、大蒜を入れて食べる。風邪の時には鍋+大蒜+水分が頼もしい。


そんな鍋をつつきながら、家族揃って、こないだの録画「相棒」を観ていた。俺だけ、しっかり観ていなかったので。かみさんも息子たちも俺も、すべて筋や犯人は知っている状態で。


そんな今回の「相棒」は、組織犯罪対策5課(そしきはんざいたいさくごか)、通称・組対5課(そたいごか)の角田課長から、都内から離れた山奥での任務(証拠物件探し)を依頼されて、探しているところから始まる。

一話完結型の連続ドラマにおいて、この登場人物との事件とが、どのように出会うかは、大変気にしたいところ。導入が不自然だと観る気が殺がれちゃうからね。毎回、変化を付けなきゃいけないし。

で、俺が一言、質問した。

「みんなだったら、右京さんとカイトくんを、どう事件と出会わせる?」

次男「上の方から、どうでもいい仕事を押し付けられる。で、それが大きな事件に発展していく。」

俺「暇課長(角田課長)に、どうでもいい仕事を押し付けられる。で、それが大きな事件に発展していく。あ、今回と同じパターンだな。でも、これが比較的自然な感じで俺は好きだな」(実際、この日の相棒のストーリーは我が家では評判が良かった。どうでもいい=さりげない、自然な感じ、といったところだろうか。無理のない導入は素敵だ)

長男「僕はね、右京さんが帰り路で事件と遭遇する」

俺「おい!おい!なんだその、超ご都合主義な導入は!」

次男「お兄ちゃんは、なんにも考えてないから」

長男「考えてるよ、ちゃんと考えてるよ」

各自の発想はともかく、そういうことを考えさせる(家族揃って考える)のは、面白いものだな。と思った次第です。

★マーケティングの視点★
この手の、既存のドラマなどをきっかけ、あるいはテコにして、考えること自体を楽しんでもらうのは有効だ。いろんなワークショップがあるが、「考える」って、そういう(楽しい・前のめりな)コト・作業だと思うからです。この手のワークショップで大切なのはプロセス(感じる・考える)だからだ。アウトプットは二の次。