年の瀬の、都市の未来と、これまでと。

エコプロダクト2014最終日の講演を聞いて、パスタランチ。

ゆりかもめで、次の打ち合わせ場所まで移動。

こうして見てみると、未来都市的だと言えなくもないが、なんか建物だけが生きているような気もしてなぁ。緑と生き物と人間臭さ、界隈性が感じない「ゆりかもめ」から眺める“ウォーターフロントなう”。

午後の打ち合わせでは心地よい疲労感。2015年の指針やら何やらを相談・表明など。指摘し、指摘され、刺しつ、刺されつ、こうして人間は成長して行くのであった。疲れた体に豆大福が沁みたなぁ。

夕方(とはいえ暗くなるのが早い)からは話題の商業施設「グランツリー武蔵小杉」を視察。時間の都合で1階部分のみ。大勢の人でごった返していたが、まだまだモノ売り。コト売りをはじめたら本物だろう。短時間だったが、おしゃれめなテナントリーシング以上の感想はない。屋上行ったら意見も変わるかな?2階以上はまた別の機会に。

夜は焼き鳥屋で一杯。夜も別のグループと刺しつ、刺されつ、こうして人間は成長して行くのであった。疲れた体に日本酒が沁みたなぁ。一日中の疲労もあってか、1合でへろへろ。

★マーケティングの視点★
「新しい販売場」が現れる度に、人はそこへ押し寄せるが、「おしゃれさ」「今までになさ」だけではいつまでも引っ張れない。そこの近隣で暮らす人の生活に根差すか、根付くかが大切なのでありまして。「武蔵小杉」なんてまさにね。「湾岸」「お台場」なんてエリアも、東京五輪景気で多少盛り上がってはいるけど登場した時のような話題性はない。人間の日々の営みが定着しているようにも思えない。してるのは豊洲くらいでしょう、日常生活者でにぎわい、溢れてるのは。地価だけじゃないの?アゲアゲなのは。

また、「新しい販売場」が生まれる一方、その陰で百貨店は、ますますその存在感を薄めていくのであった。百貨店だろうが、ショッピングモール(SC)だろうが、専門店だろうが、駅ビルだろうが、GMS(総合スーパー)だろうが、生活者にとってはどうでもいいこと。マーケティング的とか、産業的な分類などリアルな暮らしには関係ないのだ。

生活者にとって、楽しく便利に買い物できるのはどこだ?気分を上げてくれる場所はどこだ?さらに気分を上げてくれる「コト」とはなんだ?セブン&アイホールディングスの快進撃と、そこに比例した百貨店の迷走は続く。