しくじり先生~まちづくりバージョン。俺みたいになるな!!

テレビ朝日「しくじり先生~俺みたいになるな」が面白い。特番で始まって以来、家族揃って毎週見ている。


「しくじり」で「こうならない」を学ぶ教育バラエティプログラム

しくじり学園では、普通では考えられないくらい大きな失敗をしてしまった「しくじり先生」が、『自分のような人間を増やすまい!』という熱意を持って生徒たちにしくじった経験を日夜教えています。

「しくじり先生」は世間一般では、「ダメ人間」と称されているひとたちかもしれません。しかし!実は「ダメ人間」から学ぶことこそ貴重な教材なのです!先生たちの合言葉は、俺みたいになるな!!

というのが番組の骨子。

成功談からインスパイア(好きじゃない表現だけど)される人もいるだろうが、失敗談を聞いて「あ、失敗してもいいんだ。命までとられるわけじゃない。こうして笑い話にできる日が来るんだ。少し安心した」と思う人もいるはずだ。俺のように。

他人の成功談は得てして(俺のように)狭量な人は(ちっ)と舌打ち対象になったり、嫉妬を買うだけだったりもするが、失敗談はその点、気が安らぐ。失敗を笑い飛ばすことで、力が生まれる。なにかをはじめようと一歩踏み出す勇気をくれる。(事実、何かしたい!と思うことがあっても、その勇気が出ず、行動に起こす段階に進めないでいる人はたくさんいると思われます。0を1にする、ここが一番の難関。)

日本はアメリカに比べて「失敗(者)に冷たい」「一度失敗すると二度と立ち上がれない」「アメリカは何度四敗してもチャンスをくれるのに。チャンスを掴めるのに。チャレンジできるのに」などと言われる。

「七転び八起き」という素敵な言葉があるのだから、日本だって失敗者(社)に優しい、何度でも失敗できる土壌に変えていかなければいけないと思う。

★マーケティングの視点★
地域活性化の局面でも同じだ。「しくじり先生~まちづくりバージョン。俺みたいになるな!!」を開催すると後進のためになると思う。成功談の一方で、失敗談から学ぶ事も同様に多いはずだ。自分はこうして失敗した。自社はこうして事業から撤退したなど、その体験アーカイブにも多いな意義があるはずだと思う。失敗経験ばかりを大量に集積するコトから成立する「失敗インフラ」ってのもビジネスの種になるかもよ、実際。なんつっても、「失敗は成功のもと」だからね。



「あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ」

(エイブラハム・リンカーン)