第56回赤坂寄席~古今亭駒次落語会

古今亭 駒次:「勃発!東京地下戦争」
春風亭朝之助:「壺算」
古今亭 駒次:三題噺「第三者の目で厳しく見る・風鈴・オコエ瑠偉」
―仲入り―
古今亭 駒次:「カツノキセキ」


日曜日な感覚の中、打ち合わせを終えて、赤坂へ。実は土曜だったのね。

落語の前には、なぜかしら蕎麦を食べたくなるので、腹ごしらえに縄を手繰って駒次さんの落語会へ。

都営地下鉄軍と東京メトロ軍の攻防を描いた大スペクタクルロマンシングサーガ、「勃発!東京地下戦争」。「鉄道戦国絵巻」な雰囲気を漂わせる一大巨編。「鉄道戦国絵巻」が『ロード・オブ・ザ・リング』と仮定するなら、「勃発!東京地下戦争」はスターウォーズといったところか。

朝之助さんはいつもながらの、しっかりと丁寧な口調で「壺算」。ここで古典が入るのがいいのよねー。

三題噺は「第三者の目で厳しく見る・風鈴・オコエ瑠偉」。意外に上手くまとまっていたと思いました。こういうトレーニングが欠かせないのでしょうね、噺家さんには。

最後は競馬馬が主人公の「カツノキセキ」。「ピアニストの憂鬱」もそうですが、オーバーアクションが入ると笑ってしまいます。単純だけど。この噺も生き残り組みなのだなぁと変な感慨にふけってしまった。

大入り満員の赤坂寄席。ここも素敵な地域寄席だなぁ。