三遊亭好の助 真打昇進を有志で祝う会@水天宮前・日本橋劇場
春風亭昇也:「馬のす」(開口一番。今夜の流れの説明してから好の助バージョン。面白かった!昇也さん、新作もいけんじゃん)
江戸家まねき猫:動物ものまね
三遊亭朝橘:「水屋の富」(好の助エッセンスあり)
―仲入り―
総勢二十人以上による大口上!
ボナ植木:奇術
三遊亭好の助:「三方一両損」(今回の騒動エッセンスあり)
圧巻は、26人の有志による50分の大口上。50分て!冗談かと思ってたら本当だった(笑)。
協会の壁を超えたこれだけの人数が一堂に会しての口上は二度とお目に掛かれないだろう。良い体験をさせていただいた。昇也さん有難うございます。
春風亭昇也(口上司会。口上長)
前列:三遊亭わん丈(笛担当)→立川笑二(中座したわん丈さんの代わりに)/三遊亭愛九/笑福亭希光/三遊亭遊かり/桂鷹治(しゃべりが滅茶苦茶落ち着いていて、独演会に行ってみたくなった。高座を聞いてみたくなった。今度の親子会、行こうかな。幕引きの拍子木担当)/春風亭昇羊/桂竹千代/瀧川鯉津/柳家花飛
後列:三遊亭楽八/古今亭始/春風亭朝之助/三遊亭鯛好/三遊亭吉好/柳家かゑる(円歌師匠とペー先生の物真似。上手いんだなこれが。最後には馬風師匠が口上のとき必ずやるテッパンネタ披露。かゑるさんはエンターテイナーだな)/春雨や風子/三遊亭楽大/立川こはる/三遊亭朝橘/マグナム小林/三遊亭遊雀(びしっと決めてくれた、流石は遊雀師匠。かっこいい)/江戸家まねき猫(足痺れた)/ボナ植木(足痺れた)
メッセージ:立川こしら(それにしてもマーケターとしての、こしらさんの嗅覚とセンスよ。あの場で「仕入れ値」「マーケティング」なんて単語を耳にしようとは。面白い、実に面白い)/桂宮治
アホな落語ファンとしては、あの流れのまま、口上に登壇した26人全員の高座も次から次へと聞きたかった。正月興行みたいな短さでもいいから。朝まで生落語。6時間耐久落語的な。(眠気と戦いながら聞く耐久という意味で)それこそ『寝床』的な。26人26色の落語。
そもそもお祭りゴトや真打披露目自体がすでに非日常なのであって、今夜のはそれを遥かに超えた『超非日常』なのであった。超お祭りに参加できたことが超嬉しい。落語万歳超万歳。上下左右縦横無尽に泳ぎまくる昇也さんは本当に凄い人尊敬する。企画力、行動力、実現力、統率力。自由で、やさしく、覚悟を持っている。
反応した方々、一肌脱いだ噺家さんたちもこれまた素敵だ。素敵は、敵味方の区別なく無敵だ。壁や限界や境界(協会)は、自分(たち)でこしらえてるだけなんだよな。ないと思えば壁などない。
襲名騒動で大打撃の好の助さんを救うべく立ち上がる昇也プロデューサーの元へ集結した26名。出演者(所属協会別)
【落語協会】柳家かゑる、春風亭朝之助、古今亭始、柳家花飛、三遊亭わん丈
【落語芸術協会】三遊亭遊雀、春雨や風子、春風亭昇也、春風亭吉好、瀧川鯉津、桂竹千代、春風亭昇洋、桂鷹治、三遊亭遊かり、笑福亭希光、江戸家まねき猫、マグナム小林
【5代目円楽一門会】三遊亭朝橘、三遊亭好の助、三遊亭鯛好、三遊亭楽大、三遊亭愛九、三遊亭楽八
【立川流】立川こはる、立川笑二
【フリー】ボナ植木
(敬称略)