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■「ビッグデータ」は一般的なビジネス用語
みなさん、一度くらいは「ビッグデータ」という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。「クラウド」と同じくらい曖昧で、なんだか、わかったようでわからない用語ですが、「ビッグデータ」は、すでに一般的なビジネス用語です。
■どれくらいが「ビッグ」なの?
わかりやすく言うと「ビッグデータ」とは、「ネットを介して、リアルタイムに収集された、多様的な膨大な量のデータ(情報)」です。例えば、日本中のコンビニで、この瞬間・朝8時に一番売れているモノはなにか、とか、監視カメラの映像もビッグデータと言えます。
どのくらいの大きさだと“ビッグ”と呼べるのか?といった疑問は、気にすることはありません。極論すれば「データを集めて、それが儲かるのかどうか。その中から儲かるヒントが見つかるかどうかがわかればOK」なのです。
■データは集めるだけでは無益
とは言え、同じものが大量に集まると、その中から普遍性や共通性、関係性、意外性を発見できることも確かです。これまでもPOSデータなどは収集され、活用されてきたわけですがここまでネットが発達し、スマホなどの情報端末が行き渡ると、医療データやネットでの買い物データなど、さまざまなシーンにおける、多種多様なデータが大量収集でき、そこから顧客ニーズや傾向・動向が抽出できるようになってきています。
お察しの通り、データは集めるだけでは無益です。何も産み出しません。収集・蓄積⇒分析・解析⇒反映・実行までを行って初めて有益になるものです。データを集めるだけで終わっている企業、「分析結果報告書」を出すところで満足してしまっている企業も少なくありません。収集・蓄積⇒分析・解析までで良しとせず、しっかりと結果を反映・実行、お金を稼ぐしくみに組み込むことが大切です。
■ビッグデータを活かすのがリ・デザイン
分析・解析は人工知能のようなAIを使って行う高度なものから、人力でアナログに行われるものまでさまざまです。どちらにしても、分析・解析⇒反映・実行のプロセスにおいては「仮説立て」の作業が欠かせません。「もしかしたら、〜ではないだろうか」という、“もしかしてだけど〜♪”の姿勢と作業の事です。
いわゆる、これが「気づき」というものです。正しい気づきかも知れませんし、間違った気づきかもしれません。くじけることなく、何度も何度も仮説立て(気づき)と評価・検証を繰り返すことです。これがMRDが提唱するところの「リ・デザイン」です。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→
Act(改善)のPDCAサイクルは常に回していきましょう。回せよ、さらば与えられん!(終)
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