商品を店舗で確認して、ECサイトで購入する消費行動の事。
典型的な例が、家電量販店で実物を見て、購入はインターネット上で行う行為。スマートフォンの普及により店頭での最安値の確認が可能になった事が大きいです。
ネット購入の方が実店舗で買うより安い場合が往々にしてある/ネットで見つけた気になる商品を実際に実店舗で確認できる(事前体験して確かめてから買える)/amazonのレビュー等にある実際の購入者の意見を確認してから決断できるなどが、買う側のメリットです。
一般消費者にとってはメリットばかりのように思えますが、欠点もあります。返品がやりにくい/いざというときの保証が弱い/オンラインショップを利用できない高齢層も多い/手に入れるまでの日にちがかかる(衝動的な欲求、いわゆる衝動買いには向かない)などです。
ショールーミングは消費者に浸透し、多くの小売業者を悩ませています。特に価格競争になれば、実店舗を持たないECサイトの方が圧倒的に強いからです。
しかし、リアルにも強みはあります。消費者(生活者)とメーカーや生産者を結ぶことができるのは、リアルの売り場だけだからです。
ネットの台頭はリアル店舗の在り方を見つめ直す好機でもあると捉え、敵対するのではなく、ネットとリアルの融合を目指すべきだと考えます。