体験にはお金を払うけど、情報には払わない

今年はじめの新聞記事ですが、気になったので。坂本龍一さんのインタビュー記事より。

 

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インタビュアー「ここ数年、国内外で精力的にツアーを行っていますが、なぜですか?」

 

坂本「単にCDが売れないから。演奏活動しないと食べていけない。不思議なことにCDは買わないのにライブには来る方がたくさんいるので。体験にはお金を払うけど、情報には払わないということが大きいかな。」

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体験にはお金を払うけど、情報には払わない。確かにそう思います。

 

情報は無料で当然(情報にお金なんか払ってられるか!)という風潮・考えはますます強くなるんじゃないかなと思うのです。情報に課金するという考え方自体が古くなりつつあるんだろうなと。

 

例えば、朝日新聞の「朝日新聞デジタル」なんてのは、いまさらすぎるし、事業的に決定的に失敗すると思うのです。

 

こんな方向にビジネスを展開するよりも、もっと今、新聞社として保有しているインフラや情報収集力、発信力、信頼性などを生かすべきだと思わずにはいられません。