義援金と支援金

地震から半年。義捐金ってどうなっているのか気になって調べてみました。

東日本大震災義援金の受付および送金状況のご報告

 

阪神・淡路大震災の2倍じゃまだまだ全然足りないよね。10倍は必要でしょう。原発被害分もあるから、もっとか。でも、その分は東京電力が命がけで払ってほしいよね。国や経済界は必死に守りたがっているようだけど追求と糾弾の手を緩めちゃダメだ。あと、集めたはいいけど、きちんと有効活用、批難した人たちの救済に確実に使ってほしいよね。

 

ところで、みなさんは寄付金には「義援金」と「支援金」とがあること、その違いをご存知でしょうか。

 

義援金とは、日本赤十字社(日本において赤十字活動を行う唯一の団体。特殊法人)か、赤い羽根で有名な中央共同募金会の2つの団体に集められるもの。今年年3月20日時点では223億円の義捐金が集まっていたそうで、これは阪神大震災の比べても相当の速いペース。

 

ところが街頭募金や企業、団体等を通して集められたお金、こうした義援金は2団体を通じて、次に被災者代表や学識経験者で構成される『義援金配分委員会』に送られます。そこで被災者への配分額が協議されます。

 

被災者の総数、全壊か半壊かなど各人(各戸)の被害状況を把握し、それに応じて平等に分配せんがためです。たいへん公平なお金の使われ方です。公平さを期するあまり、お金が被災者に届くまでには数ヶ月も要してしまうと言うジレンマが生まれています。

 

一方、支援金は被災者支援のために活動しているNPO 団体、ボランティア団体へ流れて行くお金です。

 

これらの団体が「必要だ!」と考える人たちに支給されるお金です。支援金は各団体によってガソリンや食料品、おむつ、文具など物資に姿を変えて、必要な人に配られていきます。即効性を考えるなら、この支援金の方が友好な手段です。

 

その反面、団体によって使われ方が違ってきますので、どのような活動をしている団体なのかを事前に把握しておく必要がありますよね。