顧客を見る人・見ない人

今日は茨城県方面に某医師の出張取材。

 

苦悩する患者さんたちのことに心と時間を砕き、患者さん(顕在患者も潜在患者も)にとって大切な地域医療、コミュニティ連携、コミュニティ・ヘルスを真剣に考えている、医師としては大変稀有な存在。国の話など、予想以上に時間を割いていただき、感謝感謝でした。

 

こういう気持ちの良いドクターに当たる事は悲しいかな、非常に稀で、朝から午後15時くらいまでは大変気持ちがよかった。宝くじとまでは行かないが、「ホームランバー」や「がりがりクン」の当たり確率と同じくらい。勘ですけどね。

 

一転して夕方。企業の内政ばかりに気にして、エンドユーザーの事を見ようともしないダメな事業部長に会った。顧客(顕在顧客も潜在顧客も)にとって大切な何かを考えようともせず、事業コストのことだけしか気にかけない、下部組織・販売会社の事ばかり気にしている彼の話を聞かされている間中、俺は他の社のマーケティングの組み立てを考えていた。時間の無駄だった。

 

無論、コスト意識は重要。だが、企業目線の・コストありきな発想から生まれて成功した事業・商品などあっただろうか、いやない(反語)。

 

誰が買ってくれているから売上げが立ち、収益が出ると思っているのだろう。自分のお給料の素がわかっていない可哀相な人だ。