まぐろ人(びと)の、カワハギ肝のせ人(じん)

なんか最近、喰う・呑むの話ばっかりだな。と思いつつも今夜もまた食べ物の話。

 

俺は基本魚卵が苦手。例外はイクラ。イクラだけはいくらでも美味しくいただけちゃう。駄洒落部分はスルーして読んでね。

 

魚の肝もそう。基本好きじゃない。だけど10年ほど前のこと。嫁と親父(俺の父)と3人して酒田の鮨屋に行って、たらの白子を喰った(喰ってみろといわれて喰わされた)ときから、俺の肝人生が始まった。

 

たらの白子は山形県酒田市では「だだみ」と呼ぶのですが、これを生でちゅるんと食べたり、軍艦巻きで出されたり、天ぷらにされたりして、俺はほっぺをべたんべたんと床に落としながら、美味い!美味い!と貪るように食べたのでありました。ちなみに鮨屋は「こい勢」。酒田一美味しい鮨屋です。最近行ってないけど。

 

それから10年。まだ生まれて10歳の肝人間の俺を魅了しているもう一種類の肝。それがカワハギです。

 

我が家のかかりつけ医ならぬ、かかりつけ回転寿司屋に「まぐろ人」があります。家族の誕生日には、ここで寿司を喰うのが恒例。ここの「カワハギ肝のせ」が、もう。。。絶品。俺が美味い美味いと喰うものだから家族全員(特に長男次男)も大ファンに。

 

去年は味が落ちて、最近ではネタボードにも記載されていなかったので、もう二度とお目にかかることはないかと思っていたら、今夜奇跡の再会。頼んでみると俺が感動したとき以上の美味さに。堅すぎない程度の弾力と身のしまり。白身の上品かつ淡白な味わいに、肝のパンチの効いた濃厚さが超絶気絶コラボ。誰だいったい、こんな美味い食い方を考え出したのは!んでもってこれがまた日本酒との相性が、もう抜群で、グンバツで。

 

次は2月。俺の誕生日のその日まで。待っていてくれよ、美味しい愛しいカワハギ肝のせちゃん。