余命25年

厚生労働省が今年発表した統計。日本人女性の平均寿命は86.39歳、男性のは79.64歳だそうです。日本はまさに世界有数の長寿国です。

ところで先日、お医者さんの話を聞きました。簡単に言いますと、人生80年と言われているけど、80歳・90歳まで生きる人は特別で、実際は人生70年。普通の人は70歳まで生きられればよし、と思っているくらいで良し。とのことでした。

俺も“ぴんぴんころり”(いつまでも元気で生き、病まずにポックリゆきたいという考え方。PPKと略されたりもします)がいいと思っているので、人生70年という考えには賛同します。するってぇと70-45なので、=残りはもう25年。

先だって亡くなった落語家の立川談志さん(75)が生前に死について語っていた言葉に、「ガンは交通事故に比べれば心の準備も身辺整理もできるんだから文句はいえないよ」ってのがあります。

まだ、生前に「あなたは余命○年です」って言われるほうが、ありがたいじゃねーか。ということです。この気持ちにも大いに賛同できます。

これらのことから鑑みるに、俺の余命はあと25年である。と仮定できるわけです。マーケティングの戦略立ては、常に仮定・仮説からスタートします。

さぁ、残りの人生25年。どう生きるか。

友達のお父さんは、亡くなる前に、自分の葬式の演出をBGMから何まで指定していた(紙に書き残していた)そうであります。いろいろな“生前”があります。

自分の人生のことはもちろん、自分の人生設計図のなかには家族も含まれていますから、嫁のこと、2人の息子のことも考えなければなりません。俺としても悔いのない25年を過ごしたいと思っています。

ただし計画は立てませんよ。計画なんて立てたって実行できるかどうかなんてわかんないんだから。今後の俺の人生に影響を及ぼす不特定多数の関係要素は俺の預かりする由もないことであります。コントロールもできわけじゃなし。

目的は持つ。家族とともに幸せに生きる。これが目的。あとは目標。目標は具体的に想い描くことにします。が、ここでは恥ずかしいから書かない。

それと成り行きね。これも大事。運任せ。風任せ。流れのままに生きる。成り行きってのは先の談志さんの座右の銘ですけども、古今亭志ん朝で言えば「世の中ついでに生きてたい」。ってことね。これ。

世の中ついでに生きるというのは父・志ん生さんの残した名言。“たかが噺家という姿勢で生きる”ってことだそうで。

風任せで気楽に生きるということと、柔軟に生きるということは似ていて、風任せで気楽に生きるということと、真剣に生きるということは決して相反することではない。

残り25年。のんびり。気楽に。柔軟に。真剣に。成り行き、かつ、ついでに。俺らしく生きて行きたいと考える一年の計、2012年元旦であります。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。近所の神社から初詣の太鼓が聞こえています。

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コメント: 2
  • #1

    megu (金曜日, 06 1月 2012 14:43)

    私もPPK希望です
    今年もよろしくお願いいたします

  • #2

    code-name-blog (火曜日, 10 1月 2012 10:21)

    おけおめー。だろ、PPKがいいよな。