池袋演芸場七月余一会 芸協二ツ目競演会

池袋演芸場七月余一会 芸協二ツ目競演会

春風亭昇羊:「たらちね」
瀧川鯉和:「つる」
瀧川鯉八:「暴れ牛奇譚」
春風亭柳若:「茶の湯」
神田松之丞:「真景累ヶ淵 宗悦殺し」
宮田陽・昇:(漫才)
春雨や雷太:「品川心中(上)」
-仲入り-
柳亭小痴楽:「湯屋番」
鏡味味千代:(太神楽)
三笑亭夢吉:「幾代餅」

最近、将来に期待できる前座さんが多い(当りの前座さんに当る機会が多い)気がする。昇羊さん、鯉和さん、期待してます。関係ないけど三遊亭なら、ふう丈さん。わん丈さん。桂竹の子さんにも期待してます。

鯉八さんの「暴れ牛奇譚」は2度目。こないだ聞いた時の方が面白かった。個々人の持ち時間30分を持て余し気味だった気がする。だが、期待していることには変わりなし。

柳若さん。鯉昇師匠の「茶の湯」を知っているだけに、すいません。比べてしまいました。

松之丞さん。「真景累ヶ淵 宗悦殺し」 は3度目かな。安心の安定感。でも違う話が聞きたいの俺。三政談(徳川天一坊、村井長庵、畔倉重四郎)が聴きたいの俺。

漫才。宮田陽・昇さん。「わからねんだよ」のフレーズが耳に残りました。だが、ロケット団の方が笑えるなぁ。こみちさんともども、がんばってほしい。

雷太さん。「品川心中(上)」。先日、天どん先生のフル「品川心中」を聴いた後だけに、物足りなさが残りました。早く「雷蔵八百夜」@お江戸日本橋亭に行きたい!

小痴楽さんの「湯屋番」。若い噺家さんなりの「湯屋番」。いいと思います。ベテラン真打と同じじゃ、色がないものね。40歳過ぎたらどうなるのだろう?と思わず期待してしまう噺家の一人。

味千代さん。あかぎ寄席で観ているのと同じ太神楽なのが、俺的には残念。初見の人たちは楽しめたのではないでしょうか。あの、扇子を抜く芸(名前知らず)がかっこよくて好き。

夢吉さんの「幾代餅」。よかったぁ。NHK日本の話芸でさん喬師匠が見せた「幾代餅」より、俺個人としては夢吉さんの「幾代餅」のほうが好きだよ。早く真打になって、もっとスパークして欲しい。