誕生と本

息子たちの誕生日に、親が読んで欲しいオススメ本を贈るのがうちの習わし。習わしのわしは今年は何を贈ろうか。チャンドラーは早いと却下されたから、筒井康隆デビュタントさすかな。

とつぶやいたところ、歌うプロ書店員・まさよから、「おっちゃん!海堂尊の『医学のたまご』オススメです。」とおススメされる。

それが昨日。どうなんだ。中学生には難しすぎるのでは?と思って調べたら14歳が主人公であった。長男と同じ歳だ!ってことで購買リストに急遽ランクイン。ありがとう!プロ本家!

「社会の中で生きのびる、つまりサバイバルしていくのは簡単ではないが、しかし、対応策が全くないわけではない。その対応策の可能性を探るために、この『13歳の進路』は作られている」(村上龍)。

そう、同感。生き延びる力。タフネス。フリーマントルの「チャーリーマフィンシリーズ」もいいなぁ。いつか贈りたい小説のひとつ。

とりあえず。この「新13歳のハローワーク(村上龍)」だけは絶対に贈りたかったので、昨日の夜、本屋2件を回ったが在庫なし。残念だ。残念だよ、リアル本屋さん。こうやって人はamazonに流れて行ってしまうのですね。

だが今回の俺は違う。なってったって息子たちへの贈り物だ。リアル本屋へ行って大人買いしてくるんだぜ。

ということで、午前中に紀伊国屋@新宿高島屋へ。俺が本を買うならココだ。なんてったって紀伊国屋だし、新宿高島屋はエスカレータ完備だからフロアを何度も往復しやすい。新宿通りの紀伊国屋はエレベーターだけだから嫌い。買いにくい。

で買ったものは次

■ 新13歳のハローワーク(村上龍)
■ 名探偵コナン推理ファイル 江戸の謎 (小学館学習まんがシリーズ):
■ 家族八景(筒井康隆)
■ 2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫): ドナルド・J. ソボル
■ 医学のたまご(海堂尊)

ところが、プレゼント用包装をし忘れてしまい、急きょ、かみさんにお手製ラッピングしてもらうことに。(その間の叱咤、罵詈雑言は言うまでもない)

軽く凹んでいた俺も、夜は誕生日会@下高井戸の寿司屋で。帰宅後、本を贈ったけれども、どうなんだろうね。筒井とハヤカワ・ミステリ文庫は「難しい」と次男に言われてしまった。長男は「医学のたまご」を読み始めた。ぜひ、読了してほしい。

ゲームもいい。漫画もどんどん読め。映画もアニメもエッチな動画もみるがいい。だけど本も、だ。小説も評論も、いろんな文章を読んで、自分の意見を言える人間になって欲しい。