集まれ!前座応援団『未来の名人を聴け』@道楽亭

集まれ!前座応援団『未来の名人を聴け』@道楽亭

オープニングトーク
立川寸志:「つる」
三遊亭わん丈:「自殺屋」
-仲入り-
瀧川鯉◯:「松竹梅」
立川笑二:「弥次郎」


扇辰師匠もいいけど、前座もね!ってことで、好きな前座さんが居る以上、こういう会も欠かせない。俺みたいな人間(他にも大勢いるだろう)には大変ありがたい会。

でも、過去は3人制で、それぞれが2席ずつやってましたが?何か?と思っていたら、やっぱり、その何かがあったのでした。席亭(橋本さん)のボーンヘッドのようです。俺にとってはラッキーかな。

今夜の4人に(敬称略しますが)、桂竹のこ、瀧川鯉津、古今亭半輔、三遊亭ございます、柳家小はぜ、林家つる子辺りが加わって、俺のベスト10完成!みたいな。そんな感じ。


オープニングトーク:今日4人になったわけの説明。

寸志さん。開口一番だからって遠慮したのかな?さらっと「つる」。もっと前座の会らしく“前座らしくないネタ”をぶっこんで来てほしかった。真面目なんだからーんもう。荒木町の会、行きますからねー!

わん丈さん。寸志さんがさらりと終わって降りてきたので時間が余ってるので―的に、枕を延々と。高校時代のおかあさんも金髪ネタはテッパンですなあれは。何度聴いても笑ってまうわー。「古典もできるんですよ、でも他の兄さんがたには負けるので」などと謙遜をかましておいて、やっぱり新作かい!しかもタイトル「自殺屋(さん?)」。人情噺だそうで。素晴らしい。いいんじゃないのー。その意気やよし。(ちと長いな)と感じはしたものの(人生最長の33分間の高座だったらしい)、笑える部分が適度にほおりこんであって、円丈師匠が褒めたのもうなずける期待の、これからが楽しみな一作。磨いて磨いて、また聴かせて下さいな。

鯉◯さんは高価な屏風をしくじった枕から。涙目だったのは、そんな理由から?「自分を元気づけるためにも、この一席」ということで御目出度い「松竹梅」。やさしい人柄が滲み出ます。鯉八さんとの神楽坂の会、行きたいと思っています。

もはや頭二つ三つ抜きんでている笑二さんは「弥次郎」。弥次郎の旅先は北海道ではなく、なんと地元沖縄。(他所ではできないから、やってみたい)と方言を交えながら楽しそうに。伸び伸びしている前座さんを観る。これが、この手の会の楽しみ、醍醐味。寄席や師匠たちの会では観ることのない、伸び伸び野球。

次回「前座さん応援団」は1月26日(日)17:30開場(瀧川鯉津・立川笑二・雷門音助)とのこと。雷門音助さんは未知だが次も行きたいっ!だが、日曜日の夜かぁ…