防火防災落語@消防博物館

★防火防災落語@東京消防庁 消防防災資料センター

春風亭昇也:「時そば~昇也オリジナル」
春風亭柳若:「腐った葱でからぬけ~牛ほめ」


「防火防災落語」なる催しが、四谷三丁目駅直結の「東京消防庁 消防防災資料センター 消防博物館 地下一階展示室」(ながっ!)で執り行われると知り、行ってきたのであります。

開演15分前には「本日はご来場いただき、まことにありがとうございます。午後2時より、当消防博物館 地下一階展示室において“豪華!防災落語会”を開催いたします」との館内アナウンス。後で知ったが、“防火”防災落語会て言ってたのね。イントネーションからして、どう聴いても“豪華!防災落語会”って聞こえたわよ。

噺家たる者、いろんなところで高座を務めてきていると思われるのだが、今日のココもすごい。ちびっこたちが泣くわ走るわで、騒然としている。救いは、子供込で30人以上が集まったこと。

センター員たちがバタバタするなか、センター副長?あるいは消防博物館長?的な女性のあいさつ。昇也さんと柳若さんのプロフィール紹介から。通常の落語会では絶対にありえない式次第。プロフィールではお誕生日まで丁寧に紹介。そんなの知りたい客はいるかよ…

そんな奇天烈なムード充満の中、昇也さん登壇。子供と大人半々の中、防火防災的な話題を苦心してねじ込み、さまざまな枕でお客のご機嫌を伺いつつ、選んだネタは「時そば~昇也オリジナル」。

俺は大喜び。グズグズ寺で聴いた時、可笑しくて可笑しくて大うけしたネタだったから。これで無料ですよ。もう完全に元取ってる。元=交通費と時間。うれしい。

カオスなお子様ワールドの中、続いて柳若さん。昇也さん以上に手探りな全方位的枕を振った後、「から抜け」。猫⇒牛⇒穴子でサゲずに、腐った葱で落としてた。初めて聴いた。で、本編は「牛ほめ」へ。防火・火の用心のネタって、二番煎じと、この牛ほめくらいしか思いつかない。無事、への用心でサゲ。

最後まで聴いたご褒美に「ファイヤーくん」のメモパッドをもらって帰ってきました。

悪条件下でもがんばりぬいた、昇也さん、柳若さん。お疲れ様でした。