相次ぐ屋上遊園廃止に思うコト

 

屋上遊園:阪神百貨店梅田本店 56年間の歴史に幕 - 毎日新聞 ...

蒲田名物乗り納め?都内唯一の屋上観覧車休止へ

相次いで、大規模店舗の屋上スペースが新時代を迎えている。というと聞こえは良いが、要するに相次いで屋上遊園を廃止するということ。

企業論理で言えば「売り上げの立たない(=商品売り場ではない場所)は、辞めちゃうよ」ということ。この話題から見えてくることは、いくつかあって。

ひとつは百貨店って、どこもかしこも無策無能だということ。生活者(特に家族連れ)が行きたくなる、たむろしたくなる場所ってのが大切なのに。間違った売場改造ばかり繰り替えているくせに。場づくり=テナントリーシング程度にしか捉えていないくせに。

だから淘汰されていくんだよ百貨店。かといって、イオンモール幕張新都心(≠百貨店業態。ジャンル的には大型ショッピングセンター)も褒められたもんではないけどね。

そんな中、こんなニュースも。

夢の国『ディズニーランド』が16年前ある少女に渡した約束のチケット……

趣味に合わないから俺は二度と行かないけど、さすがはディズニーランドだ。感動(コト)を売って成功している企業の好例。ブランディングにそつがない。この見事なまでの徹底ぶり。

一方、商品(モノ)を売って失敗している百貨店。

なぜ学ばないのだろう。

多くの異分野から学ぶことは多い。お客さんからも、お客さん候補(潜在顧客)からも学ぶことは多い。それなのに・・・。

もし異業種だとか言って学ばないのであれば、その時点でダメだろう。