第66回 鳥越落語会

鳥越落語会@浅草橋区民館。

柳家ろべえ:「だくだく」
柳家喜多八:「棒鱈」
-仲入り-
柳家 三三:「粗忽の釘」
柳家喜多八:「厩火事」

数か月ぶりか半年ぶりか、いやー一年ぶりかなぁ。ようやく来ることができましたよ、鳥越。とにかく、お久しぶりです。

今夜は昇也さんの「こっそりやる会@テイト」も蹴って、松之丞さんの「講談実験室@道楽亭」も諦めての出席。気合十分。湯島からタクシー飛ばして出席。気合いバリバリ。三三さん効果も手伝ってか、超満員の第66回。

 

ろべえさんは「だくだく」。もろ、(師匠に習いましたー)って感じの「だくだく」。もっと、喜多八離れした噺をしてみるというのは、どうだろう。いつまでも師匠と比べられちゃうのは得策ではない気がするのだが。ただ、饂飩と蕎麦を喰い分けしたという平塚での枕は面白かった。

 

喜多八師匠。こないだよりも、多少ふっくら?少しは健康的に?復調気味?「落語に飽きちゃった」とか「石松三十石船」がいかに好きな話とか。で(おぉ、石松三十石船やってくれるのかな?)と期待してたら「棒鱈」。池袋興行で上手くいかなかったので、ここでもっぺんやりたいってことらしい。「石松三十石船はもう捨てる」とかいいつつ、捨てきれない感じ満々の師匠。かわいいです。

 

三三さん。文楽師匠(九代目)の真似。ぺヤングのCMの話に。あの人たちが本当に嫌いなんだなー。さすがは柳家ということか。「粗忽の釘」。三三さん流なのだろうか。意外に面白かった。きんぴらごぼうになっちゃう粗忽者。釘さん、路地さんの仇名つけも楽しい。「粗忽の釘」ってそこまで好きじゃない噺なのに。さすがだな、三三さん。

 

喜多八師匠。三三さんの文楽師匠枕に影響を受けたのか?文楽師匠(八代目)が得意にしていた「厩火事」。この噺自体は好きじゃないけど、師匠が好きだから無問題。良い気持ちで見終えることができました。満足満足。