第三回『小菊の会』ー好きに唄わせてー@総合藝術茶房 喫茶茶会記

鈴本やら末広やら。寄席で見かけて以来、(この人の会があったら絶対に絶対に行くぞ!寄席サイズじゃない、自由に演じているこの人の芸を観たいんだ!)と思っていた。ずーっと思っていた。その人の会が今日あった。

第三回『小菊の会』ー好きに唄わせてー@総合藝術茶房 喫茶茶会記

東京かわら版で見かけるやいなや、アズ・スーン・アズ予約。行ってきました、四谷3丁目にある「綜合藝術茶房 茶会記(さかいき)。

大人の色気とコケティッシュな笑顔が可愛らしい柳家小菊師匠、柳家小菊姐さん。

メモを取るのも忘れ、前半は気持ちよくなっちゃって、うっとりしちゃって、舟を漕ぎまくってしまったけれど。だってさー、あんな心地い良い音色の三味線だしさー。もう、最高の雰囲気と気分スよ。

メモなしなので、順番や出し物もうろ覚えの極みなのだが、書き記していく。

「淡海節」
「さのさ」
「都々逸」
出囃子に亡くなった柳家紫朝(しちょう)師匠からもらった「六段崩し」

あとは、えーっと。えーっと。いろいろ!演目表とか配ってくれると有難いなぁ。小唄の世界には疎いから曲名を覚えきれないや。

途中、小菊さんがみんなに覚えて帰って欲しいと教えてくれて、参加者みんなで合唱した江戸小唄。良かったなぁ。歌声喫茶みたいでw

♪とんとんとんがらし♪

とーん とーん 唐辛子(とんがらし)の粉(こ)
ひりりと辛いは山椒(さんしょ)の実
香りのよいのは 紫蘇の葉

最後は拍手喝采で迎えられた「両国風景」。代表曲?大ネタ?と思っていたら、そのようだった。長いし、素敵だった。力量を問われる唄。しかし、聴いていて思ったけど、これはラップだねラップ。江戸ラップ。物売り、見世物小屋、江戸の風景が、耳から入ってきて脳内に江戸をイメージさせる。

アンコールは、俺の大好きな入船亭扇辰師匠の出囃子「から傘」だった。

最初から最後まで。途中、うっとりウトウトしたことも含め、心地よい時間でした。次は秋?必参加だぜ。