落語in和室＠新宿文化センター

落語in和室＠新宿文化センター

瀧川鯉津：「動物園」
神田松之丞：「違袖の音吉」


間近でお気軽に「落語 in 和室」。2席で400円。回数券ならもっと安い。

和室というからには（畳席だろうなぁ）と思っていたら、畳の上に小さなイスが並べられていた。これが意外に座りよい。心地よく聴くことができました。

前座は鯉津さん。小痴楽さんの会＠らくごカフェで初めて聴いて以来、はまちゃん似の声と顔、漫才師「ナイツ」にひっかけた自己紹介がずっと気になっていた噺家さん。残念ながら去年の一門会では聞けなかった鯉津さん（熱中症で棄権）。今年の秋に二つ目に昇進するとのこと。おめでとうございます。

先日あった鯉八さん、鯉○さんの会「コイコイ」には行くことができなかったので、次には是非とも。また行きたい神楽坂。鯉橋さんは来週聴きに行こう（第1回七人の侍 ネタ下ろし・あんまやってないネタ勉強会＠根津・池之端しのぶ亭。13時開場）。柳若さんはグズグズで。

松之丞さんだけじゃない。鯉昇一門からも益々目が離せないです。

で、件の松之丞さん。昨日とは打って変わって、なんだか元気よく。枕で探りながら（ほんまか？）決めたネタは「違袖の音吉」。正直、俺は（違袖の音吉かぁ…）と思いました。はい、思いました。（学校寄席じゃないんだしー）って。

あにはからんや、さにあらず。これがねー。もう、びっくりしちゃいました。

もうね、ピッカピカに磨かれちゃってるの。

高座にかけてかけて、ここまで磨いたんでしょうね。磨きのかかり方がハンパねーレベル。数段面白くなっててびっくりした。

無論、松之丞さんの場合、昨夜の「村井長庵」のようなシリアス系、ピカレスク三政談も堪らなく面白く。

滑稽に人情に刃傷に怪談にと全方位的に面白い。すごい。松之丞さん。今後益々目が離せない好男子講談師。筆頭。