第1回 七人の侍 “ネタ下ろし・あんまやってないネタ勉強会”@根津・池之端しのぶ亭

第1回 七人の侍 “ネタ下ろし・あんまやってないネタ勉強会”@根津・池之端しのぶ亭

桂 枝太郎:「お見立て」
三遊亭円福:「夢金」
三遊亭鳳志:「らくだ」
-仲入り-
雷門小助六:「権助提灯」
瀧川 鯉橋:「百年目」


湯島から歩こうかと思ったが、安全策で根津駅から。初めての池之端しのぶ亭。

広めのワンルームマンションくらいの室内に、前半分座布団、後ろ半分に座高の低い椅子。ちょっと座りにくい。普通のパイプ椅子のほうがいいなぁ。

開口一番は、なんと!サプライズ?席亭でもある三遊亭好楽師匠が二階から降りてきてくれて私服で座布団に座って。なんだかうれしい。

枝太郎さんは「お見立て」。新作派らしいくすぐりいっぱい。

円福(えんぷく)さんは初めて。いい声。ただ、こないだ聴いた雲助師匠の「夢金」が良かっただけに比較してしまって、どうもね…。

こちらも初めて。鳳志(おうし)さん。「らくだ」をたっぷりフルバージョンで。酒を呑む仕草が巧い!酔っ払いが上手。

今日の最大の収穫は小助六さん。「権助提灯」もあっていて素晴らしかったが、とにかく喋りが達者。流暢。ザ・落語家って感じ。「落語協会には菊之丞、芸術協会には小助六」。そんな双璧性を感じました。いやぁ、上手だった。これからしばらく追いかけます。ファンが多いのわかります。

鯉橋さんの上手さは知っていたとはいえ、「百年目」。これまたトリに相応しい出来栄え。「長屋の花見」の連中を「百年目」側から見ている様も可笑しく。それこそ、雲助師匠見たく、花見のシーンをもっと派手に面白おかしくやるってのもありかと。しかし、鯉橋さん夢吉さんは骨太な落語をするなぁ。好きです。

長講3席を含んでたーーーっぷり4時間近く。次回は短くします、とのことだが、俺は長講3席、大満足でしたけどもね。