なまらく落語フリークス 夢吉・鯉八二人会


なまらく落語フリークス 夢吉・鯉八二人会

古今亭今いち:「新聞記事」
三笑亭夢吉:「両泥」
瀧川鯉八:「暴れ牛奇譚」
-仲入り-
瀧川鯉八:「天才」
三笑亭夢吉:「蜘蛛駕籠」


時間に遅れて、今いちさんの途中から入場。失礼しました。

夢吉さんは「両泥」。以前、小痴楽さんの会で聴いたなぁ。雷門花助(今の小助六)さんが古い速記本から起こして、芸協のいろんな若手の人に教えた噺だそうで。いいなぁ、そういうの。最近、小助六さんにハマり始めた俺としてはなおのこと、好感触。ただ、夢吉ファンとしては高座は中級。120点の面白さをしってると点は辛くなってしまう。いや、もちろん、楽しみましたけどね。

鯉八さんはテッパンの「暴れ牛奇譚」。あだす?に大笑い。

仲入りを挟んで鯉八さんは「天才」。以前、コイコイで聴いた噺。打ち上げで「一部、変えました?」と聞いたところ「変えてません」と。俺の受け取り方が違ってたようだ。鯉八世界でいうと、これも中級。

トリは夢吉さん「蜘蛛駕籠」。以前の「夢一夜」では一之輔師を完璧に完膚なきまでに喰ってた夢吉さんであったが、今夜はいまひとつ。菊龍師匠で聴いた「蜘蛛駕籠」のほうが面白かった。ちと、頑張り過ぎたのかな。グイグイ行き過ぎたか。夢吉さん。この人の肩の力が抜けた時、気負いが消えた時が末恐ろしい。

勇気を出して打ち上げにも参加。

鯉八さんの隣でいっぱいお話させていただいた。ありがとうございます。鯉八さん。コイコイの受付メールの不具合をお話したところ、「次回のコイコイは連絡なしでも前売り料金で!」と言っていただき、感謝感激雨あられ。ただ、ただですね…。5/14(水)てのが、身の毛も弥立つほどに美味しい落語会が重なってましてね…

■第5回コイコイ@神楽坂Art salon香音里

■れふかだ落語会~雷門小助六・春雨や雷太 二人会~@LEFKADA

■三遊亭遊雀セレクト落語会「風雅満帆」第13回@道楽亭

■きらり・松之丞二人会「第三回村井長庵連続読み(全六回)」@テイト

■庚申塚亭水曜夜席@庚申塚・スタジオフォー/開場18:30/入船亭小辰・三笑亭夢吉・立川らく里・三遊亭橘也

俺がチェックしているだけでも、こんなに重複!芸協の若手たちが!こんなに重複!みんな好きで応援しているのに!俺は!どれに!足を!運!べば!い!い!のーーーーーー!

吟味に吟味、推敲に推敲、会議に会議を重ねた結果。村井長庵シリーズ好きなので「きらり・松之丞二人会」がこれまでの本命!だったのだけれども、鯉八さんと話すうちに「コイコイ」に行こうという気持ちに!でも突如強敵現る。それが「れふかだ落語会~雷門小助六・春雨や雷太二人会」。あぁぁ、小助六さんが聴きたい!無性に聴きたい!このままではレフカダに…。松之丞ファンもどんどん増えてきたし、俺はそろそろ卒業しても良い頃かも知れないな。

さて、一方の夢吉さん。打ち上げの終わりの方でようやく口をきくことができました。先輩、ありがとう!

俺「俺、帰省するとき、毎回、新発田(夢吉さんの故郷)を通るんですよ。酒田出身なんで」
夢吉さん「え?僕、酒田ですよ。」
俺「なぬ?」
夢吉さん「父親が酒田出身なので、しょっちゅう酒田には…」
俺「なぬ?な、な、何中ですか?」
夢吉さん「いや、父親が酒田出身なので、しょっちゅう酒田には…」
俺(あぁぁ、酒田市生まれで学校に通っていたというコトではないのか)と、ここでようやく気付く酔っ払い。
夢吉さん「酒田ですかぁ。いや、ここで酒田の話になるとは。青山堂(せいざんどう)とか清水屋とか、懐かしいなぁ」

と、ひとしきり酒田の話題で盛り上がったのでした。

嬉しい発見!夢吉さんは酒田に縁があった!酒田市で落語会を開催するときは、夢吉さんを招聘したい!

次回、この二人会は秋の予定とのこと。また参加します!打ち上げにも参加します!よろしくお願いいたしまっす!