和室カフェ 其の伍

和室カフェ(第5回)

オープニングトーク:二つ目昇進披露口の序(小辰)&おしゃべり
入船亭小辰:「高砂や」
立川笑二:「三方一両損」
-仲入り-
入船亭小辰:「夢の酒」
立川笑二:「宿屋の富」


日曜日の夕方からの落語会はなるべく避けている。家族揃って、サザエさん見ながら夕飯食べたいから。だが、どうしても!という落語会はある。それがこの入船亭小辰・立川笑二の二人会。第5回にして待望の初参加。「和室カフェ」。炬燵(小辰)と障子(笑二)だから和室カフェ。場所はいつものらくごカフェ。

今回は笑二さんが二つ目に昇進して初の「和室カフェ」ということで、オープニングトーク。開口一番は、小辰さんによる二つ目昇進披露口上の序。「ここにおります若者~」から始まる冒頭部分、前半?のみ。それでも、洒落が効いてて最高にグー!小辰さん、ナイストーク!


でトップバッターは小辰さんが目出度く「高砂や」を。

今回初めて、中トリとトリを務める笑二さんは、まず「三方一両損」を。つっかえない言い立ては相変わらず巧いんだけど、全体を通しての抑揚が…。なんか単調。お台場冒険王での仕事の影響で声はガラガラ声。残念。

小辰さんは扇辰師匠に教わったんだろうか。「夢の酒」を。相変わらず、巧い、きれい、そつがない。でも、笑いが…。フラってやつがなぁ…。

ここまでは俺的に不完全燃焼気味だったのだが、最後の笑二さん「宿屋の富」で、元を取ったぜ!という満足感。面白かったぁ。会場全体としては、年配の人にはいまいちウケてなかったように思うが、若い人たちはみな笑っていたと思う。

富くじに当ったことを知った旅籠の親父の「あたた!(当った)あたた!(当った)あたたた!(当った)」の連続攻撃、同じリズムでの繰り返し攻撃に腹がよじれるかと。少なくとも、笑二さんと俺の笑いの壺はいっしょであることが確実になった。あーーーおかしかった。

あたたた!あたたた!あたた!あたた!あたたた!

うん、これいい。こんな「宿屋の富」は初めて。さすがは談笑師匠のお弟子さん。

★マーケティングの視点★
笑二さんが最高に面白かったからと言って、笑二さんの独演会じゃなきゃだめ、とか、小辰さんが居ない方が、などとは思わない。二人会のデメリット(それぞれの固定ファンが来なくなる。もう一方の演者を聴きたくない場合)もあるが、この二人会はメリットが大きいように思う。笑二さんだけだとこってりし過ぎるからだ。胃もたれしそう。そのこってり感を小辰さんが上手いこと中和してくれていた。フラットな状態に戻してくれていた。バランスのとれた素敵な二人会だと思う。