初!神田連雀亭:ワンコイン寄席(始・かゑる・雷太)

とんかつ「万平」(とっても美味しいの!)を脇に見て、オープン以来、行きたくて仕方がなかった「神田連雀亭」に行ってきましたよ。お昼の方、「ワンコイン寄席」。

古今亭始:「浮世床(本)」
柳家かゑる:「たまげほう」
春雨や雷太:「ねずみ」

正直なところ、始さんと雷太さん聴きたさに行ったのですが、かゑるさんの「たまげほう」に、完璧にやられてしまいました。

柳家かゑるさん。初めて聴いたのは「円丈らくご塾」で、そのとき以来、あまり好意的な印象を持っていなかったのですが、今日、今昼ですっかり、ひっくり返りました。(かゑるだけに!)

「たまげほう」。最高のネタですね。

月亭太遊さんの新作とのこと。去年のNHK新人演芸大賞(落語部門)でのネタらしいのですが、観てませんし、知りませんでした。

あとからYoutube(月亭太遊「たまげほう」)を観ましたが、完全に、かゑるさんの「たまげほう」の方が笑えました。

基本的に、上方落語(関西弁の落語)があんまり好みではない俺です。が。でーすーがー。俺、他のお客さんが引くくらい、笑ってしまいました。俺ばっかり大声でゲラゲラ。なんとなく途中から気が引けたので、何となくそこまで笑える空気ではなかったので(会場全体が)、他のお客さんに気兼ねして、口を手でふさいでまでして笑っていました。

好き嫌いが、好みがぱっきりくっきり分かれるネタであることは確か。でも、俺には超特大ホームランでした。太遊さん以上に、かゑるさんの仁(にん)にぴったりな噺なのだろうと思います。無論、笑える=良い落語、笑えない=ダメな落語ではないのですが、今日は相当笑ったのであります。

500円で、古今亭始⇒柳家かゑる「たまげほう」⇒春雨や雷太「ねずみ」ですからね。超、得しました。

喰わず嫌い(聴かず嫌い)は行けませんね。ちょっと反省。そして感謝。

★マーケティングの視点★
この手の会の良さは市場交流が起きる事にもあります。今日の俺のように。お目当ての人以外にも、面白さ(ネタ・噺家さん)を発見したりして。好きになったりして。志ん輔師匠と連雀亭のオーナー加藤さんに感謝。