う勝の先勝勉強会第13回@日本橋亭
三升家う勝:「一目上り」
三升家う勝:「看板のピン」
-仲入り-
三升家う勝:「二番煎じ」
12/1に因んで、まずは「一目(ひとめ)上り」。この噺、ストーリーが巧みで好き。ちなみに「これは七福神だ」でサゲるのではなく、続くパターンもあるのです。「七福神だよ!」で(またかよ)と思った八五郎。続いて道を歩いていると道具屋さんとバッタリ。道具屋さんが持っている軸には「古池や蛙飛び込む水の音」と書いてある。(これだ!)っと思って「結構な八だね!」というと「いやいや、これは芭蕉の句(九)だ」。このサゲまで行くと(「九」まで演ると)「一目上り」じゃなく、「軸褒め」となるんだそうです。俺も一度経験あり。誰だっけ?
次のネタも“1日”に因んで「一」のネタ。 「看板のピン」。これがネタ下ろしだそうで。二回目にかけるときが危ういんだそうです。寄席はカブらないようにカブらないようにって進行するけど、こういうテーマ性のあるネタ選びは大好きです。
トリネタは「一眼国」…ではなく、1+1=2ってことで「二番煎じ」を。猪鍋のシーンなど、割とあっさりと。俺はねっとり喰ってくれた方が好きだ。腹が減るから。俺の腹を減らさせてくれ!といつも思う。
実は今日は「宿屋の富」をかけるつもりだったとか。で、この「宿屋の富」。「目黒のさんま」と同様に、雲竜型と不知火型があるそうです。雲竜型=古今亭、不知火型=柳家だそうで。仕上がらなかったと今夜延期の「宿屋の富」、いつか不知火型のやつをたっぷりと聴きたいもんです。
枕。羽裏、一力茶屋を描いた羽織の件も楽しく。見た目にも素晴らしく。欲しくなった人続出じゃなかろうか。
01月10日(土)と02月07日(土)。ともに、18:00開演@落語協会2階。木戸は1,000円。披露興行に向けたネタの練習会?的な勉強会?があるそうです。こちらも行って見たい。
で、3月3日(火)の披露目パーティ。俺、今夜申し込んだけど行けるのだろうか。よくよく見れば平日じゃないか。俺の勘違いだろうか、日程。行って見たいけどなぁ。
★マーケティングの視点★
気になる噺家さんの1人が、この三升家う勝さん。四代目・桂右女助への孵化が今か今かと迫っている。5年後10年後、どうなっているのか。とっても楽しみです。
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