梅は咲いた。たいせつばいかれい。

付箋を使って企画会議中。家内が引っ張る家内制企画業。

ベランダの梅の花、きれいに咲いた。今年の春もまた。ありがたき幸せ。梅の花と言えば、この五言律詩ですね。

「耐雪梅花麗」(たいせつばいかれい。雪に耐えて梅花麗し)。梅の花は、寒い冬を耐え忍ぶことで、春になれば一番麗しく咲く、という意味。「苦しまずして栄光なし」の考え。たいせつばいかれい。「タイカレー、倍の辛さでも華麗に美味し!」ではない。この五言律詩は、西郷隆盛が、隆盛の妹の三男「市来政直」がアメリカ留学に際して詠んだ漢詩の一節だそうだ。以下、全文。

一貫唯唯諾  一貫、唯唯(いい)の諾
従来鉄石肝  従来、鉄石(てっせき)の肝
貧居生傑士  貧居(ひんきょ)、傑士(けっし)を生み
勲業顕多難  勲業(くんぎょう)、多難に顕(あら)わる
耐雪梅花麗  雪に耐えて、梅花麗(うるわ)しく
経霜紅葉丹  霜を経て、楓葉(ふうよう)丹(あか)し
如能識天意  如(も)し、能(よ)く、天意を識(し)らば、
豈敢自謀安  豈(あに)敢(あえ)て、自から安きを謀(はか)らむや

(解釈)
引き受けたことは、ひたむきにやり通さなければならない。
胆力(尻ごみしたりしない精神力)で貫き通せ。
並外れて優れた人物というものは、貧しい生活に耐えてきた者の中から現れ、
評価される事業というものは、多くの困難を経て成し遂げられるのだ。
梅の花は、雪に耐えて、麗しく咲き、
楓の葉は、霜を経て、美しく紅葉する。
もし、この自然の道理(天意)が理解できたなら、
安楽な生き方を選ぶことなど、できはしないはずだ。
(だから、お前もがんばれよ!苦難があってもくじけるな!)の意味。

なんとなく、先日の竜童さんの歌「生きてるうちが花なんだぜ」とか、「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」という映画を思い出しました。

★マーケティングの視点★

No pain,No gain.