「何かあったらよろしくお願いします!」は、永遠によろしくされない。の法則

 日本人だけなのでしょうか。

生憎と、外国人の友だちがいないので(誰か、友達になってください!)わからないのですが、「また、今度!」って言う人、よくいますよね。(広告やマスコミ、芸能)業界人に多いのかな?

「何かあったらよろしく!」も、この手の常套句ですね。信じていても絶対に「よろしく」されない。

「何かあったらよろしく!」は「永遠によろしくされない」のであります。

何も起こらないことの裏返しともいえる。

「今度とお化けは見た事がない」とは、友人のひとこと(日本人です)。

「今度ね!」は、永遠に来ない。

だからこそ、会いたい人とは、その場で、あるいは別れてすぐ、帰宅してすぐ、翌日にすぐ、アポを取り付けるべきです。

同様に、初めての企業・クライアントに新規営業をかける際に「なにかあったら、よろしくお願いいたします」も、また、「永遠によろしくされない」のであります。

この場合の「なにかあったら」は、要するに「弊社がお手伝いできるような案件が生まれたら・弊社が必要とされるときが来たなら」、「その際は声をかけてくださいね、よろしくお願いいたします」という意味なのでありますが、文字通り、大変、日本らしい、持って回った言い回し。

そんな奇特な企業もないわけではないですが、基本は「初めて会う企業の担当者の方々」なのだからして、この場合の「なにかあったら、よろしくお願いいたします」は、なにも起こらずに時間の海に沈んでいくのであります。

では、どうすればいいのか。

答えはひとつ。

「必要性を感じてもらう」

これしかありません。

●記憶に留めておいてもらう

●連絡してみようかなと思ってもらう

●「この局面なら、あそこが(わが社にとって)役立つかも」

と思ってもらえるように。

営業するなら、企画提案営業。

これしかありません。

アイデア泥棒(企画だけ取られちゃう)を怖がってはいけません。

次から次へと、アイデアを膨らませ、企画し、提案する。

これしかありません。

★マーケティングの視点★

与えるコトだけが人生を豊かにしてくれます。人からもらうことを優先させては、もらいたがりでは、誰も何も与えてくれません。まずが自らが率先して相手に与える。重要なのは、この境地です、このスタンスです。与えよ、さらば与えられん。