特別展「鳥獣戯画京都 高山寺の至宝」 - 東京国立博物館

「アマゾン展」に引き続いて、またしても上野へ。今日は東京国立博物館です。特別展「鳥獣戯画京都 高山寺の至宝」。

子供向け「アマゾン展」とは違って、こっちは本気の大人たちが大挙して押しかけています。前期と後期に分かれて展示しており、噂では5時間待ちだとか、閉館間際に入館したが帰りは終電ギリギリだったとか、並ぶのが大嫌いな俺たち夫婦には地獄のような状況が待ち受けているのは確実に把握していたのですが、「それでも観たい!」という衝動が強く。抑えきれませんでした。あぁ、鳥獣戯画め。

果たして、入館まで外で80分待ち。平成館に入館後も、特別展で今回最大のお目当てである「鳥獣戯画(甲の巻)」を見るまでに2時間並ぶという。


途中、入館してから、他の展示を見て過ごしていたので、それも合わせると、約4時間。東京国立博物館の門をくぐってから(11:00頃)、「鳥獣戯画(甲の巻)」を拝むまで4時間(15:15)以上という。異常事態な非日常な一日を体験してきたのであります。


以前、「掛軸の修復」というDVDを企画・構成した身としましては、展示内容もさることながら、掛軸の修復状態にも目が行ってしまいまして。それははそれは至福の博物体験をしてまいりました。日本の修復技術最高!


4時間の間に難解クロスワードパズルを解いたことも良き思い出。暇つぶしツールを用意するなんて心遣い(?)も憎いね。「解けるまでに、観れるよ~」なんて言ってたけど甘かった。ほんと、時間ぴったり。パズルが解けたころに、ご対面できましたから。


しっかし、鳥獣戯画展、ギガ恐ろしス。4時間以上の待ち時間。超長蛇の列。兎と蛙と蛇。俺たちの足は棒。


★マーケティングの視点★

物販コーナーにも長蛇の列。デザインしやすいからグッズ企画も楽しかったろうなぁ。いろんなのがありました。入館料と合わせて、期間中の4月28日(火) ~ 6月7日(日)の間で、一年分の博物館の稼ぎを叩き出すのではないか?というくらいの大反響。企画した人、偉い。図録(この手のものにしては超お買い得価格!)は我が家の宝物にします。