酒田の喫茶店文化。「楡の木」よ、永遠に。

映画評論家の故・淀川長治さんが「世界一の映画館」と評した酒田市の、今は無き「グリーンハウス」。

 

その中には「緑館茶房」という喫茶店がありました。

 

「緑館茶房」の豆は、現在は東京・虎ノ門にある「コクテール堂」のものでした。

 

「緑館茶房」で使われたコクテール堂のコーヒー豆はレストラン「」、「ル・ポットフー」、「楡の木」に受け継がれ、いまも酒田市内の喫茶店の珈琲の味を守り続けています。

 

昭和40~50年代にかけて酒田市にはたくさんの喫茶店がありました(一時期、人口1万人あたりの喫茶店の軒数で日本第2位だという記録もあります)。

 

酒田にはカフェよりも“喫茶店”が似合います。

 

酒田らしい喫茶店をつくることは、かつて喫茶の街でもあった酒田の、これからにも無関係ではないと考えます。

酒田滞在の〆は、もちろん、我が愛する「三日月軒中町店」。世界一の中華蕎麦屋。生きててよかった。食べれてよかった。至福の一杯。