ひさしぶりの「ささはた寄席」。古今亭駒次さんの地元開催落語会。
古今亭駒次:「守る人」
古今亭駒次:「ピアニストの憂鬱」
ー仲入りー
古今亭駒次:「夏」
「守る人」。高校を32年間、意図的に卒業しなでいる男性の話。場面が多くて、途中で付いていけなくなってしまった…。残念。
「ピアニストの憂鬱」。きょうイチのネタ。やっぱ、シンプルメリハリがあるほうが単純に楽しめます。でも、これでも、もっとそぎ落とすと、もっと面白くなると思ったのは俺だけだろうか。あと、ギュンターヘレンの顔を想像してしまった。噺の合間に、姿や顔を思い浮かべる暇(合間・時間・瞬時のコミュニケーションタイム)があるのは、とても重要だと思っています。
「夏」はもう、これは定番ネタ。同じ青春モノでもネタ下ろしして間もない「守る人」とは、練られ方が違う。
駒次さんの新作はとにかく登場人物の設定が明確で、関係性も明確。だから、ドラマにあるように「登場人物相関図」を描きたくなる。
落語としては、それなしでも楽しめるのが、それが落語。ってわかってるけど、人物が濃くて、シーンと展開が目まぐるしい感じを受けるので、解説本があると、それはそれで新しい落語像かなと思ったりもしてしまう。