柳亭小痴楽・明楽・楽ちん兄弟会@神田連雀亭

柳亭小痴楽:「のめる」
柳亭明楽:「寄合酒」
―仲入り―
柳亭楽ちん:「強情灸」
柳亭小痴楽:「大工調べ」


開口一番は小痴楽さん。今回からトリを勤める人が2席。それ以外の人は1席というルールに変えたそうです。でネタは「のめる」。「くがらく」ではちゃんと聞けなかったので、うれしい。ありがたい。

小痴楽さんは自分でも「隠居と職人の会話が好きだ」と言っているだけあって、水を得た魚のような生き生き感。建具屋の半公が高座で躍動する「のめる」。

明楽さんは相変わらずのぐずぐずさだが、それが味なのか。「寄合酒」は誰のだろう。昇也さんの「寄合酒」が好き過ぎているので、ちと物足りない。

初めて見る聞く楽ちんさん。明楽兄さん大好きアピールエピソードからの「強情灸」。まっすぐじゃなく、ちょっと舐めた感じ・裏表がある雰囲気が逆にざらざらしてて気になる前座さんだなぁ。これも兄弟会ならではのよさかな。

最後は小痴楽流の「大工調べ」。この噺は思い出深い。「たまごの会」でネタおろしするって言っててできなかったなぁとか、「ここで終わるんかい!」って思ったこととか、「ここで終わるのが好きなんです」って聞いたこととか。まだ完成形ではないと思うので(言い立てがもっと聞きやすいとよいと思う)、ますますこの噺の成長から眼が離せません。

連雀亭で、いっぱいチラシを貰ってきた。ネットのデジタル情報源もいいけど、紙のチラシの良さも大好き。次はどれに行こうかなー