歌太郎らくごまみれ(三日目)@連雀亭

歌太郎らくごまみれ(三日目)@連雀亭

 

1回:締め込み/うどんや/三軒長屋

2回:ガマの油/黄金餅/火事息子

3回:道灌/粗忽長屋/文七元結 ←ようやく行けた日

 

 

三遊亭歌太郎:「道灌」

三遊亭歌太郎:「粗忽長屋」

―仲入り―

三遊亭歌太郎:「文七元結」

 

 

前座さんの手を借りずに、歌太郎さん一人でやっている独演会。3日目の今日ようやく行ってきました。

 

「道灌」。「圓朝が江戸っ子の粋を伝えるために作った噺。柳家は前座噺として教わるんですけど、僕は最近覚えました。笑うとこない噺でしょ?」と言いながらも、いやいやどうして、そこはしっかり要所要所で笑いを取っていました。前振りだったのね。笑わせないまま終わらせるわけないもんね。受けなかったら「ほらね、うけなかったでしょ」という流れだったのだろう。安心してください受けてました。

 

「粗忽長屋」は、我が愛する喜多八師匠から教わったのだそうです。どうりで面白かったわけだ。なんつって。喜多八要素を差っ引いても十二分に面白い噺に仕上がってました。稽古は嘘をつかないのですね。

 

最後は「文七元結」。この噺は、誰の聞いてもたいてい泣ける。だから泣けるから上手いとは思わない。でも、しっかり歌太郎さんなりの文七元結になっていたと思いました。

 

歌太郎さんのネタ下しの会「初歌」にも通ってみたいな。

 

注)お手製のアンケート用紙も面白かった。ので、書かずに持って帰ってきました。噺家さんらしくていいです。