町屋駅上寄席 古今亭駒次&古今亭始 顔面相似形二人会 ~駒次、始めました。~

町屋駅上寄席 古今亭駒次&古今亭始 顔面相似形二人会 ~駒次、始めました。~

古今亭駒次:「みんなの学芸会」
古今亭始:「岸柳島」
駒次&始“同じ顔トーク”
-仲入り-
古今亭始:「近日息子」
古今亭駒次:「旅姿浮世駅弁」


四合わせ二ツ目会「町屋お笑い寄席」に来て以来のムーブ町屋。

開口一番は駒次さんの「みんなの学芸会」。初めて聴くネタ。うーむ。俺の“駒次基準”から言えば…。

「高座のネタにも流行り廃りがあります。以前は頻繁にかけられてたネタで、最近はかからないネタ。それをやります」と始さんは「岸柳島」。「煙管」の「雁首」なんてところが今の時代じゃ理解されないのだろうなぁ。でも、面白かった。

始さんは半輔さん時代に「たまごの会」で何度か聴いていて、しかっりと話す前座さんだってことは知っていた。ところどころ、志ん輔師匠に似てる。師弟ってやっぱり、どっか似ちゃうんだろうね。

駒次&始“同じ顔トーク”。「NHKの朝キャスターにも似てると言われる」と駒次さん。それはきっと「近田雄一」アナウンサーの事だろう。確かに似ている。

始さんは来場者から「三津五郎に似てるわよ」と声援をもらっていた。いい会だ。あと、始さんが言うように、確かに「三遊亭めぐろ(元・玉々丈)」さんにも似ている。流れ的には、駒次⇒始⇒めぐろ、だ。

このトークコーナーでは、「写メとっていいですよ、ツイッターやブログに載せていいですよ」って言ってくれると(許可してくれると)もっと良かったなぁ。

同じ顔トークから脱線しての、前々からに来なっていたひるねさんの話題が一番俺としては惹かれた。怖いもの見たさで一度勉強会にでも行って見ようか。

さて仲入り後の始さんは「近日息子」をたっぷりと。長屋の人たちの狼狽っぷりが可笑しい。ちゃきちゃきしている始さん。好感が持てます。

トリに駒次さんは「旅姿浮世駅弁(たびすがた うきよのえきべん)」を持ってきた。地道に駅弁を売り歩くおじさんに、駅の乗っ取りを画策する越後屋の魔の手が襲いかかる。それを救ったのは…。時刻表の弥七とか、島流し先が千代田線北綾瀬駅とか、畳み掛けるクスグリの連続は大好きです。

この噺、ネタ下ろしの際の「駅弁女子」の改題作とのこと。大笑いできる噺に磨かれていた(最初のとは、まったく変えたらしいが)。素晴らしい。「鉄道戦国絵巻」に次ぐ、大ヒット駒次作品ではないだろうか。もっと磨くと、もっと大笑いが取れる秀作になると確信した。

★マーケティングの視点★
落語千代田線之会さんの心配りは素晴らしいと思う。演者に対してはCDから出囃子(「大原女」)を創ったり。来場客に対しては、この写真のプログラム表。特に俺に刺さったのは「駒次or始」って部分。丸付けできるじゃん。お客が。

前にも書いたけど(五代目小さん・孫弟子七人の会の時のプログラム表が素晴らしかった)、客が参加できる(書き込める)余地のある会ってのは成功しやすい。一方的じゃないから。パンフに書き込めるだけ、たったこれだけのことでも違うのよ。(わーい!)ってなっちゃう。チラシの情報も多くて、細かいところがいいです。落語と演者に対する愛を感じます。